ねぇ?知っていた?
どれだけキミという存在が、僕に影響を及ぼしていたのか。

・・・・・・知るわけなんて、ないだろうけど。









If・・・










最初は、ただ死ねればそれで良かったんだ。
死にたくて死にたくて、でもそれでも死にきれなくで。
だから、僕を殺してくれるモノを探していた。


そうして目をつけた封印の剣は、皮肉なことに僕を使い手に選び。
使い手の命を護る剣は、僕を死なせてはくれなかった。




そして唯一僕を殺すことが出来るのは、同じ適格者であるキミ。




同じ適格者であるのに、キミはいつも笑っていて・・・
手を血に染めることを選ばなかったキミが。

僕には羨ましくて、悔しくて、苦しくて・・・愛しくて堪らなかった。
・・・多分、その時から。僕の願いは変わっていったのだと思う。




“死にたい”から“キミに殺されたい”へ・・・・




他でもないキミに。




命を弄ばれた僕が。




・・・それを1番嫌う僕が、キミに殺されることを望んでいます。
キミになら・・・殺されても構いません。僕と同じ、キミになら。


でもでも。キミの笑顔を見ていると、
駄目なんだと解っていても思ってしまうんです。


こんな僕でも、キミの隣にいられるんじゃないかって。
なんでも叶えられそうな・・・そんな気がするのです。

でも、それが絶対に叶わない。
・・・叶ってはいけない望みだと、知っているから。

これだけたくさんの罪を犯した僕の願いは・・・
死という形で以外、叶ってはいけないのだから。


もしもの話はもしもでしかないから。

たとえば・・・なんて

そんな在りもしない話をするのは、嫌いだけれど。






たとえば、もし
―――――――― ・・・・・・






僕がキミの隣を歩いていたら・・・

・・・キミは、僕に笑ってくれるだろうか・・・?




“キミに殺されたい僕”から、“僕を殺したくないキミ”へ・・・




自分のことよりも、人のことばかり考えていて・・・



人のことは言えないか・・・



いつも笑顔を貼り付けていて・・・



そんなとこまで、本当に同じで。



本当に優しすぎるキミ。



もう後戻りは出来ないから。



・・・誰よりも。血の繋がりよりも近しい僕の半身。
僕はキミが嫌いで、憎くて、大好きで・・・そして愛していました。




―――――――――――― だから、どうか・・・




『お願いです、キミのその手で僕を殺してください。』




最後に見るのはキミの顔がいいから。
最後に感じるのは、キミのぬくもりであって欲しいから。

それがキミに殺されたい僕の、最期の我が儘。














僕が死んだら、キミは泣いてくれるかな?

















戯言。


良くわからない話が出来上がりました。
でもでもUPです(笑)

あの『どっちが惑わせてるのかも知らないでさ・・・』

とかってセリフあたりから捏造。
惑わ・・・っ!?アティ先生ってば魔性の女!!(馬鹿)
もう絶対イスラってばアティ大好きだって!(笑)

でも多分、これはイスラEDの条件満たしてないですね・・・
だってイスラこのまま死にそう(コラ)







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2003/09/24